東京工業大学 ロボット技術研究会

東京工業大学の公認サークル「ロボット技術研究会」のブログです。 当サークルの日々の活動の様子を皆さんにお伝えしていきます。たくさんの人に気軽に読んでもらえると嬉しいです。
新歓特設ページ        ロボット技術研究会 HP        ロボット技術研究会 twitter公式アカウント

HTG

「ロボット技術研究会」通称「ロ技研」は、その名前の通りロボットの制作や研究はもとより、電子工作や機械工作、プログラミングなどの幅広い分野にわたるものつくり活動を行っています。

カテゴリ一覧: loading

工大祭展示とUnityのナビゲーション機能について

皆さんこんにちは。HTGです。
今回は工大祭の展示物とそれに使ったUnityのある機能についてお話させていただきます。
今年も自作ゲームを展示していました。

20151026-01

タイトルは「GetCoin!」
名前の通りコインを集めることが目的で、人型にならなかった箱型のキャラクターを操作して攻撃能力を持てなかったうろついているだけの敵キャラ(カマキリ)を倒し、落としたコインを拾い集めていくゲームです。
20151026-02

僕の中では正直言って完成度低いです。本来やりたかったものからルール大幅変更してるし。
ぶっちゃけ何とかトゥーンを遊びすぎて作るのサボってました。みんなもほどほどにね!

さて、実際にプレイしないとわかってもらえないことですが、この敵キャラのカマキリ、段差あり高低差ありのステージを割とフリーダムに動き回ります。たまに渋滞とか壁に引っかかるとかするけど
この挙動を普通にプログラムで作ろうとすると非常に難しいので短時間で作るのは不可能です(個人の感想です)が、これを簡単な手順で可能にしてくれたのがUnityのとある機能です。
続きを読む

およそ5時間で作った小ネタ

 みなさんこんにちは。
前回の進捗の画像が女の子キャラなのに「ごつい」 と言われ、キャラモデルの作り直しを決意したHTGです。

 さて、今回は現在メインで製作中のものとは別に制作したちょっとした小ネタの紹介です。

 とりあえず起動してみましょう。

0418-1

 ……これだけでは何か分かりませんね。というわけでAddを押してみます。
 
0418-2

 ご覧のとおり、中央にサイコロが浮いている映像が現れました。
静止画では分かりませんが、このサイコロはその場で不規則に回転しています。

0418-3

 そしてStart!を押したらボタン長押し→離しでサイコロを投げます。そおい! 

0418-4

 地面で静止したサイコロにカメラが寄ると……2が出たみたいですね。

以上。

 はい、ただサイコロを振るだけのアプリケーションです。それだけです。

 サイコロを3Dモデルソフトでサクッと作り、Unityに元からあるデータで床と背景を用意し、サイコロの挙動の9割をUnityの物理エンジンに丸投げして、残りの1割の挙動とカメラ、ボタン等の処理を作れば完成です。
 HTG(中学からゲームプログラミングに触れ、大学1年後期頃からUnityを始めた情報工学科の学生)の場合、5時間でできました。


 ところで、なんで制作中のゲームを差し置いてこんなものを作ろうと思ったのかと言いますと、

 TRPG(テーブルトークRPGのこと、詳細は各自で検索してみてね)のルールブック買ったよ!
→そういえばTRPGをするにはサイコロ(と一緒に遊ぶ友人数名)が必須だったけど、そんなものないな
→ サイコロがないならプログラムして作ればいいじゃない!
→ でもただランダムに選んだ数字を返す装置はつまらない、もっとちゃんとサイコロを転がしてみたい!

 こんな感じのしょーもない理由です。
 ちなみに、私が購入したTRPGでは複数のサイコロを同時に投げる必要があったので、サイコロを複数個投げる機能も実装済みです。

0418-6

これが2個投げ。地面のせいで分かりにくいですが、中央で2分割されてます。

0418-5

そしてこれが4個投げ。4人対戦っぽく見えるかもしれませんが違います。 


 最後に新歓コンパの直後なので、ロ技研に興味のある新入生の皆さんに私から一言、

「作ってみたい」と思ったらとにかく作ってみよう!

あ、他に優先するべきことがあるならそっち優先したほうがいいと思います。

新ゲームの進捗状況

こんにちは、HTGです。
前に次回作につなげていければいいなとか言ってましたが、新作はGAME^3には間に合いそうにないですorz
進捗ダメです。

でも進捗ダメなりにどこまでできたか報告を。

picture1
 
こちらが次回作のプレイヤーキャラです。 
服装が雑ですが、本編での理由も一応あります。
ロ技研の数名に「男だと思った」とか言われましたが、ボーイッシュな女の子です。あるいはグラフィックが下手なだけです。
前作とは同じ世界で別の話ができたらなぁとか思ってます。
2/18-2
2/18現在、まだ歩くことと武器を振る(ダメージ1)しかできません。

次回作ではいろいろやってみたいことがあるんですが、それはもう少しできてからお話しします。

魔物と少女の物語(仮称)

 こんにちは、HTGです。
今回は今年工大祭で展示したゲームの紹介です。
ちなみに、タイトルは仮称ですが、おそらく永遠に仮称のままです(笑)

HTGGame-1

 
 今回製作したゲームは、上の画像のキャラクターを操作して敵を倒すアクションゲームです。

HTGGame-2

 ご覧の通り、主人公はよくあるゲームでいうところの闇属性に相当します。
そして味方サイドが魔物、敵サイドは(棒人間だけど)人間という、少し変わった組み合わせです。
 一応具体的な設定はあるのですが、 蛇足になるのでカットします。

 人型の3Dモデルや敵のAIなど、苦労した点はたくさんありますが、この経験を生かして次回作につなげていけたらいいなと思っております。

 このゲームは私のブログで公開しておりますので、興味のある方は遊んでみてください。
HTGのブログへ(別ウインドウが開きます) 

F^3RC2014 空き缶これくしょん

 こんにちは。HTGです。
 9月21日、今年もロ技研の新入生の皆さんがF^3RCという大会に参加し、ロボット同士の熱い戦いを繰り広げました。

F3RC2014_01


 そもそもF^3RCとは何かといいますと、「複数の大学が合同で開催している、NHKロボコンへの参加を目指す新入生の技術向上を目的としたロボットコンテスト」のことです。(F^3RC公式ページトップより引用)

詳しい内容は今年度のF^3RCホームページをご覧ください。
2014年度F^3RCホームページ


 今年度のテーマは「空き缶これくしょん」、略して「缶これ」です。
あれ?どっかで「かんこれ」っていう名前を聞いたような …

 ルールを簡単に説明しますと、
  • フィールド上に設置された空き缶を回収して、自分の陣地の得点ゾーンに積み上げる
  • 積み上げた段数が多ければ多いほど高得点となる
  • 最終的にVゴール(後述)を先に達成するか、相手より多くの得点を獲得したチームの勝利となる
といった感じです。

 このルール上にあるVゴールというのは、競技中にある条件を満たすことで残り時間にかかわらず勝利できるというもので、今年の条件は、
  • スチール缶を含む3段以上の空き缶のタワーがたっている
  • 得点ゾーンにあるかごの中にフィールド中央のバケツの上にあるボトル状の缶(通称レア缶)内部にあるパチンコ玉「だけ」を入れる。(Vゴール未達成時もこのパチンコ玉は得点に加えられる)
これら2つを同時に達成するというものでした。

しかし、今年はこのVゴールの条件が少し難しすぎたのか、Vゴールを狙うチームは妨害や自動ロボットのミスなどでレア缶を取れなかったり、またレア缶を取れてもその中のパチンコ玉をかごの中に入れられなかったりしたため、Vゴールできたチームはいませんでした。
F3RC2014_03


 今年の大会にはロ技研から6チーム出場しました。そのうち予選を勝ち抜き決勝トーナメントに出場できたのは2チームでしたが、どちらも健闘むなしくトーナメント一回戦で負けてしまいました。

ですが、決勝トーナメントに出場したチームの1つである「鉞ёудзё」が技術賞を獲得しました!
F3RC2014_04


F3RC2014_05
この画像の右側にあるのはその鉞ёудзёの自動ロボット。相手の陣地付近の缶を取得できないようフィールド隅に持っていきながら、ロボットに取り付けてあるファンがけたたましい音を立てて相手の陣地の目の前の缶を倒す様子がインパクト抜群で、さらにその妨害に特化したスタイルも印象的でした。


F3RC2014_06
こちらは決勝トーナメントに出場できたもう1つのチームである「アスミノーク」のロボットです。
ロボットはルール上最大1チーム3台まで使えるところを2台で戦い、安定して得点を稼いでいました。


 大会の結果としては、
優勝が東京大学の「東大鎮守府」、
準優勝が工学院大学の「ヘモグロビン」、
3位が東京大学の「DA-YAMA」、
技術賞が東京工業大学の「鉞ёудзё」
デザイン賞が明治大学の「敵缶見ユ!」、
F^3RC大賞(来場者による投票1位)が工学院大学の「ヘモグロビン」
となりました。


F3RC2014_07
こちらはデザイン賞を取った敵缶見ユ!の手動ロボットです。ほとんどのパーツが木でできているという点が評価されたようです。

また、準優勝をし、さらにF^3RC大賞を受賞したヘモグロビンですが、今年度最も強い大学である東京大学(なんと4チーム全てが決勝トーナメントに出場!)を決勝トーナメントで次々と倒し、さらに決勝では驚異の空き缶5段積みを成功させ15点を獲得しました!
F3RC2014_08

最終的には東大鎮守府が先手を取って大量に回収した缶を4段積み+3段積み+1缶と積んで10+6+1=17点獲得したため点数差で負けてしまいましたが、決勝戦にふさわしい素晴らしい戦いでした。


最後にF^3RCに参加した新入生の皆さん、
約半年間お疲れ様でした!!
ギャラリー
  • ABUロボコン結果報告
  • スマホから部屋の電気をつけてみた
  • MakerFaireTokyo2017に出展します
  • MakerFaireTokyo2017に出展します
  • MakerFaireTokyo2017に出展します
  • MakerFaireTokyo2017に出展します
  • MakerFaireTokyo2017に出展します
  • MakerFaireTokyo2017に出展します
  • たのしいロボット帝国 製作物紹介
記事検索
最新コメント