こんにちは,11年度入学のところです.
いつもは作ったものについて書いているのですが,ロボット製作にあたって非常に便利なサービスがあるのでこの場を借りてご紹介します.
概要
今回ご紹介するのは Onshape です.
https://www.onshape.com/
OnshapeはWebブラウザ上から使える無料の3DCAD・図面作成支援サービスです.
あらゆる処理はクラウド上で行われるため,新しいソフトウェアのインストールは必要ありませんし,データはサーバ上に保存されるので,いつでもどこでも作業を継続できます.
また,ノートPCからでも比較的快適に3DCADでの機械設計が可能になるという特徴があります.
操作感については,SolidWorksやInventorなどの主要な3DCADソフトに似せて作られているため,これらを使用したことがある人ならばすぐに操作に慣れると思います.
パーツ点数の多いアセンブリの場合何かしら計算に伴うラグが発生しそうですが,今のところかなり快適に設計作業ができています.
CADに興味がない人も,WebGLの使用例として大変興味深い対象なのではないかと感じます.

使い方
それでは使い方を見ていきましょう.といっても基本的にはスケッチを元に押し出しや切り取りを行うタイプの3DCADなので詳しくは説明しません.
使い方がわからなくなったら,編集画面の右上にあるはてなマークをクリックすればヘルプを開いて読むことができます.
前提としてまずアカウントの作成が必要です.入力するのはログインに必要なメールアドレスとパスワード,名前と職業ぐらいだったと思います.
パーツの作成
新しくプロジェクトを作成した場合はすでに Part Studio が開かれていると思います.

Sketch をクリックしてスケッチを作成します.このときスケッチ平面を選択する必要があります.
デフォルトで3つの平面が定義されていますが,オフセットした平面がほしいなどの場合はツールバー右にある Plane ツールを使って新しく平面を作成できます.
スケッチができたら,押し出しや回転体生成を行います.Onshape では,Extrude, Revolve, Sweep, Loft, Thicken の5つのツールを使ってスケッチから立体を作成できます.
ほかにも立体に変形を加えるツールや,パターン複製を行うツール等もあるので,大抵の用途では問題なく使えるように思います.
例えばこんなのとかならすぐにできます:

さらにパーツを作成するには画面左下の+マークから Create Part Studio を,パーツ同士を組み合わせたアセンブリを作成する場合には下の Create Assembly をクリックして,新しいワークスペースを作成します.

アセンブリの作成
Onshape では, Mate Connector という仮想的な点を使ってパーツの拘束関係を定義します.
この Mate Connector の選択方法に多少癖があるので慣れが必要です.

アイコンの矢印は,拘束した部品が動ける方向を表しています.わかりやすいですね.


まとめ
Inventor や SolidWorks をハイスペックなワークステーションで使用している方々には特に魅力的に思えないかもしれませんが,我々学生のようにライトなものつくり層には Onshape は良い選択のように思います.
個人的には Linux で動く良い 3DCAD がなくてというモチベーションだったのですが,その時の期待をはるかに上回る使いやすさには驚きました.
無料ですので,皆さんもぜひ使用を検討してみてください.
現在はベータ版ということで,今後のさらなる機能強化や操作性改善に期待しています!

テンションが上がりすぎて,夜中の作業×2日で粗い設計ができてしまいました.感謝🙏
追記(7/23 16:00)
使用を考えている方のためにまだ足りないと感じた点を追記しておきます.いずれも細かい点ですが…
Onshapeはすごいことにフィードバック用の仕組みがしっかりしています.
不具合や不満が出た時にすぐ報告できるように,現在表示している画面をスクリーンショットにしてそこに書き込めるようになっていて,隅から隅までよく作りこまれているなという印象です.
ほかにもクラウドベースのCADは Autodesk 360 や TinkerCAD 等がありますが,気が向いたら比較記事も書いてみたいと思います.
(ただ問題は私は機械はド素人でまともなレビューが書けるかわからない点なのですが…)
いつもは作ったものについて書いているのですが,ロボット製作にあたって非常に便利なサービスがあるのでこの場を借りてご紹介します.
概要
今回ご紹介するのは Onshape です.
https://www.onshape.com/
OnshapeはWebブラウザ上から使える無料の3DCAD・図面作成支援サービスです.
あらゆる処理はクラウド上で行われるため,新しいソフトウェアのインストールは必要ありませんし,データはサーバ上に保存されるので,いつでもどこでも作業を継続できます.
また,ノートPCからでも比較的快適に3DCADでの機械設計が可能になるという特徴があります.
操作感については,SolidWorksやInventorなどの主要な3DCADソフトに似せて作られているため,これらを使用したことがある人ならばすぐに操作に慣れると思います.
パーツ点数の多いアセンブリの場合何かしら計算に伴うラグが発生しそうですが,今のところかなり快適に設計作業ができています.
CADに興味がない人も,WebGLの使用例として大変興味深い対象なのではないかと感じます.

使い方
それでは使い方を見ていきましょう.といっても基本的にはスケッチを元に押し出しや切り取りを行うタイプの3DCADなので詳しくは説明しません.
使い方がわからなくなったら,編集画面の右上にあるはてなマークをクリックすればヘルプを開いて読むことができます.
前提としてまずアカウントの作成が必要です.入力するのはログインに必要なメールアドレスとパスワード,名前と職業ぐらいだったと思います.
パーツの作成
新しくプロジェクトを作成した場合はすでに Part Studio が開かれていると思います.

Sketch をクリックしてスケッチを作成します.このときスケッチ平面を選択する必要があります.
デフォルトで3つの平面が定義されていますが,オフセットした平面がほしいなどの場合はツールバー右にある Plane ツールを使って新しく平面を作成できます.
スケッチができたら,押し出しや回転体生成を行います.Onshape では,Extrude, Revolve, Sweep, Loft, Thicken の5つのツールを使ってスケッチから立体を作成できます.
ほかにも立体に変形を加えるツールや,パターン複製を行うツール等もあるので,大抵の用途では問題なく使えるように思います.
例えばこんなのとかならすぐにできます:

さらにパーツを作成するには画面左下の+マークから Create Part Studio を,パーツ同士を組み合わせたアセンブリを作成する場合には下の Create Assembly をクリックして,新しいワークスペースを作成します.

アセンブリの作成
Onshape では, Mate Connector という仮想的な点を使ってパーツの拘束関係を定義します.
この Mate Connector の選択方法に多少癖があるので慣れが必要です.

アイコンの矢印は,拘束した部品が動ける方向を表しています.わかりやすいですね.


まとめ
Inventor や SolidWorks をハイスペックなワークステーションで使用している方々には特に魅力的に思えないかもしれませんが,我々学生のようにライトなものつくり層には Onshape は良い選択のように思います.
個人的には Linux で動く良い 3DCAD がなくてというモチベーションだったのですが,その時の期待をはるかに上回る使いやすさには驚きました.
無料ですので,皆さんもぜひ使用を検討してみてください.
現在はベータ版ということで,今後のさらなる機能強化や操作性改善に期待しています!

テンションが上がりすぎて,夜中の作業×2日で粗い設計ができてしまいました.感謝🙏
追記(7/23 16:00)
使用を考えている方のためにまだ足りないと感じた点を追記しておきます.いずれも細かい点ですが…
- ほかのジオメトリの寸法を使って寸法を指定できない
- スケッチ正面への視点移動がめんどくさい(右クリック→View normal to で可能ですが…)
- 中点の拘束のためにわざわざ点を配置する必要がある
- スケッチ描画時の曲線や点へのスナップのバリエーションが少ない
- 回転体の軸を定義するのにスケッチを作る必要があるのがいまいち
Onshapeはすごいことにフィードバック用の仕組みがしっかりしています.
不具合や不満が出た時にすぐ報告できるように,現在表示している画面をスクリーンショットにしてそこに書き込めるようになっていて,隅から隅までよく作りこまれているなという印象です.
ほかにもクラウドベースのCADは Autodesk 360 や TinkerCAD 等がありますが,気が向いたら比較記事も書いてみたいと思います.
(ただ問題は私は機械はド素人でまともなレビューが書けるかわからない点なのですが…)








