ロ技研は毎年F3RC(Freshmans' robot contest、新入生向けロボコン)に参加しています。公式ページはこちら。
今年度はロ技研を含むNHKロボコン(学ロボ)を目指す8つの大学サークルによって運営されています。新入生にロボコンの魅力を伝え、必要な想像力を養い、技術を培うことを目的としています。5~9名程度の新入生を中心としたチームが毎年変わる課題をこなします。製作期間は6月~9月です。
荒ぶる部室人多いbot(詳細はこちら)
さて、以下は今年のルールの紹介です。
”今回の競技課題は、地上戦における敵陣地の制圧をモチーフにしています。戦車役の手動ロボットは、遠距離から敵の陣地を砲撃し撃破することを目的とし、偵察役の自動ロボットは、地道に地形の情報を集め、戦車の進む道筋を探ること を目的とします。 ”
ルールブック1-1より
自動機と手動機1台ずつ、大きさはともに600mm四方。それぞれの機体の仕事、注目ポイントはどこでしょうか。
今年度のフィールドです。青チームだと仮定します。
自動機が左下の濃紺色のゾーンからスタートし、緑色の上に並べられた一辺150mmの立方体であるスタイロフォーム(画像では数字が書かれている)を集め、再び濃紺色のゾーンに持ち帰ります。このスタイロフォームが情報です。情報の数が多いほど高得点です。
人間が関与するのはスタートするまで。いったん動き出したら触れてはなりません。一度に大量に持ち帰りたいが、そのためには遠くにある情報を狙う必要があり、失敗しやすくなる。白線をライントレースするか、あるいはフィードフォアードで決め打ちするか。集めた情報をどうやって格納するか。相手の行動をどう妨害するか。求められるは技術、知識、経験。一年にはどれも不足しやすいものです。発想よりも完成度が求められるでしょう。
手動機は真ん中あたりの青いゾーンから出発します。自動機が集めてきた情報(スタイロフォーム)の量に応じて標的ゾーンに近づくことが出来ます。そして手動機から60mm程度の柔らかい弾を飛ばし、青の空き缶を倒すと得点です。弾が砲弾、空き缶が標的です。装填できる弾数は15球以内、弾全体の重量制限もあります。倒した数だけ得点です。
発射機構には、エアーか、バネか、モーターか。発射精度を上げるのには機体が振動してはいけないから、機体を重くする必要。給弾を行うと時間がかかる、対策として出来るだけ機体に詰め込みたい。しかし欲張って球を落としたり、詰まってしまったら元も子もない。そもそも距離を飛ばさなければならない。柔軟な想像力と、チームの実力をよく理解すること。さあ、どんな魅力的な機体が出てくるんでしょう!
Vゴール(ある条件を満たした瞬間、勝利が確定する。本選に選ばれる際大きく評価される)達成条件は、・情報を4つ以上集め、・標的を3つ以上倒し、・本陣(真ん中の水色の空き缶。バケツの上に置かれ高くなっています)撃破です。困難な道のりです。大会を通して1回も出てこないかもしれません。今年は何チームがVゴールを達成できるでしょうか。
9月20日13時~、工学院大学新宿キャンパスにてF3RCは開催されます。ロ技研からは6チーム39人が出場します(各チームの紹介はのちの記事で)。見学は無料ですので、ロ技研関係者、ロボコン関係者、ロボットに興味がある人は見学してみてはどうでしょうか。
'14入学 たくあん(@matiouke) より
※9/9 18:00 記事を修正しました
今年度はロ技研を含むNHKロボコン(学ロボ)を目指す8つの大学サークルによって運営されています。新入生にロボコンの魅力を伝え、必要な想像力を養い、技術を培うことを目的としています。5~9名程度の新入生を中心としたチームが毎年変わる課題をこなします。製作期間は6月~9月です。
荒ぶる部室人多いbot(詳細はこちら)
さて、以下は今年のルールの紹介です。
”今回の競技課題は、地上戦における敵陣地の制圧をモチーフにしています。戦車役の手動ロボットは、遠距離から敵の陣地を砲撃し撃破することを目的とし、偵察役の自動ロボットは、地道に地形の情報を集め、戦車の進む道筋を探ること を目的とします。 ”
ルールブック1-1より
自動機と手動機1台ずつ、大きさはともに600mm四方。それぞれの機体の仕事、注目ポイントはどこでしょうか。
今年度のフィールドです。青チームだと仮定します。
自動機が左下の濃紺色のゾーンからスタートし、緑色の上に並べられた一辺150mmの立方体であるスタイロフォーム(画像では数字が書かれている)を集め、再び濃紺色のゾーンに持ち帰ります。このスタイロフォームが情報です。情報の数が多いほど高得点です。
人間が関与するのはスタートするまで。いったん動き出したら触れてはなりません。一度に大量に持ち帰りたいが、そのためには遠くにある情報を狙う必要があり、失敗しやすくなる。白線をライントレースするか、あるいはフィードフォアードで決め打ちするか。集めた情報をどうやって格納するか。相手の行動をどう妨害するか。求められるは技術、知識、経験。一年にはどれも不足しやすいものです。発想よりも完成度が求められるでしょう。
手動機は真ん中あたりの青いゾーンから出発します。自動機が集めてきた情報(スタイロフォーム)の量に応じて標的ゾーンに近づくことが出来ます。そして手動機から60mm程度の柔らかい弾を飛ばし、青の空き缶を倒すと得点です。弾が砲弾、空き缶が標的です。装填できる弾数は15球以内、弾全体の重量制限もあります。倒した数だけ得点です。
発射機構には、エアーか、バネか、モーターか。発射精度を上げるのには機体が振動してはいけないから、機体を重くする必要。給弾を行うと時間がかかる、対策として出来るだけ機体に詰め込みたい。しかし欲張って球を落としたり、詰まってしまったら元も子もない。そもそも距離を飛ばさなければならない。柔軟な想像力と、チームの実力をよく理解すること。さあ、どんな魅力的な機体が出てくるんでしょう!
Vゴール(ある条件を満たした瞬間、勝利が確定する。本選に選ばれる際大きく評価される)達成条件は、・情報を4つ以上集め、・標的を3つ以上倒し、・本陣(真ん中の水色の空き缶。バケツの上に置かれ高くなっています)撃破です。困難な道のりです。大会を通して1回も出てこないかもしれません。今年は何チームがVゴールを達成できるでしょうか。
9月20日13時~、工学院大学新宿キャンパスにてF3RCは開催されます。ロ技研からは6チーム39人が出場します(各チームの紹介はのちの記事で)。見学は無料ですので、ロ技研関係者、ロボコン関係者、ロボットに興味がある人は見学してみてはどうでしょうか。
'14入学 たくあん(@matiouke) より
※9/9 18:00 記事を修正しました