皆さんお久しぶりです、sojiです。前の話になりますが、私もGAME^3に行ったんですよ、中でも私が気に入ったのは唐揚げを素手で揚げるやつとそんな感じのシューティングゲームですね。残念ながら公開はされていないようですが。
そこにいた開発者様の中にEmacsを使っている人が2人ほどいました。やはり東工大かロ技研にemacserが少ないのでしょう。増やしていかなければ。
さて、今回はIMEパッチが当っていなくても日本語入力する方法、SKKについてです。
!注意!
  • 今回紹介するのEmacs本体かそれ以上に強烈です。きっと脳の回路が切り替わります。何か新しいことを学んだときの感覚になります。
  • 公式のも含めて一部のEmacsでは動きません。
  • 所々で「C-s」の様に入力するキーを示すので記法をEmacs 入門ガイドなどを読んで理解できるようにしておいて下さい。
渡すのがダメならEmacsの中で処理をすればいい、ということで実は素のEmacsにもその機能はあるようですが残念なのだそうです。そりゃIMEなんてなんちゃらトックのようにお金取ってもいいものでしょうから。(最近は検索エンジンから無料で出ていることもありますが)

そこで今回紹介するのはDDSKKというものです。SKKは形態素解析しないのが特徴で、字句の区切りを含めて入力することで簡単な作りで日本語入力が出来ます。それと辞書登録を前提にしている設計も特徴だと思います。

導入方法

  1. 公式サイトのダウンロードから一番数字の大きいddskkのtar.gzをダウンロードする。7-zipなどを使って.emacs.dの中に解凍する。
  2. また本体以外にも辞書ファイルが無いとどうにもならないので、(普通の場合は)SKK-JISYO.Lを公式サイトのSKK辞書の項から手に入れてddskkのフォルダのdicフォルダの中に入れる。
  3. C-x C-fでddskkのフォルダを入力してEnterを押す(ファイルを開くときのような感じで)。.emacs.dに解凍したので"~(HOMEディレクトリ)/.emacs.d/ddskk-xx.x/"の様になっているはずです。
  4. ファイル一覧からSKK-MKにカーソルを合わせて(C-sで検索するといいでしょう)、(Shiftを押しながら)Lを押す。
  5. ミニバッファ(最下行にあるやつ)が何か言っているので、yを押す。
  6. やたらEmacs本体の方のディレクトリを勧めてくると思いますが~/.emacs.dに直しながらインストール設定する。
  7. お茶でも淹れながら待つ。
インストールが終ったら再起動して試しに*scratch*バッファに入力してみましょう。

すごく簡単な使い方
C-x tでチュートリアルが出るのでそれで学べばいいのですが、早く使いたい、我慢出来ないという人向けに最小限の説明を
  • C-x C-jでskkのオン/オフ
  • 普通にローマ字入力していれば平仮名が入ります。漢字を場合は単語の始まりをShiftを押しながら入力して、単語の終わりでスペースキーを押す。
  • 形容詞や動詞の送り仮名は、平仮名の始まりをShiftを押しながら入力

今回言いたかったことは公式ではいろいろインストール方法が書いてあるけど、対話的インストーラを使えばMakefile上手く行ったことのない私のような人でもできるということです。(実はそれ以外の方法では挫折した)

次回はEmacs式のショートカットをブラウザで使う方法などを紹介しようと思います。たとえばこのブログを書くときのようにブラウザでテキストボックスを扱っているときについついC-fなんて押して文字列検索とかが出てキーボード叩き壊してしまった人には朗報になるかもしれません。