皆さん、初めまして、14のsojiといいます。ロ技研ではなぜかVim勢が圧倒的多数なので14でEmacs使っている人といえば1人に定まるのが現状です。
今回はこのロ技研でなぜか流行っていないテキストエディタのインストール方法を(特にナウい)Windowsの場合に限って説明していこうと思います。(そしてロ技研内外でEmacsを繁栄させたいと思っている)
!注意!
- ここに書かれている情報については全て執筆時点のものです。今後Windowsが対策をする可能性があります。(後で分かる)
- ここに書いてあることを行ったことによる事故等に関し当方は一切責任を負いません。Emacsを使うようになったらメモ帳(notepad.exe)が使えない身体になってしまったとしてもいい覚悟で読み進めて下さい。
- 小生はVimのことをあまりよく知りません。比較の際不正確な説明をする可能性があります。
- 前のエントリと何だか名前が似ているようですが、一切関係ありません。(とは言いつつあの映画見て無いからもしかしたら関係あったりとかして)
公式サイトの中程にある"Obtaining/Downloading GNU Emacs" の項の中の"nearby GNU mirror"のリンクの、windowsフォルダ(ディレクトリ)から手に入れる・・・
と言いたいところですが、公式版だと日本語入力が(現実的には)できないのです。ええ、Emacsは1文字毎に文字コードを変えられる程ですから漢字仮名を"表示"することに関しては問題無いのです(Options→Multilingual Enviうじゃうじゃ→Show Multilingual Sample TextもしくはC-h hで分かる)が、ここにある通り(google日本語入力開発チームの分析は頼もしいです)で未確定の部分が表示されないのです。
なら、googleさんの言う通りパッチを当てれば良い・・・とは言ってもコンパイルなんて難易度高すぎますよね。なのでIMEパッチを当てて"もらった"のを拝借しましょう。実は小生もMakefile成功しない病もしくはそういう呪いにかかっているのです。
またもgoogleさんに頼って"emacs IMEパッチ"で検索してみてコンパイル済みのを取って来ましょう。IMEパッチであーだこーだ言うのは日本だけで、あっちの人達は気にしていないための結果でしょうから。
あまり重要でない話:
かつてEmacsは公式ではWindows版のバイナリを配布していなかった。こんなに素晴しいソフトをLinuxに閉じ込めるのは勿体無い ということでWindows版として"Meadow"というものがあった。これはもとからWindowsのことを考えていたので今回のような問題が発生しない。しかしながら最近更新が無いので公式の新機能(詳しくは下)が使えない。
このようにEmacsは公式とか有名とか定番のものに限ってtnpなので(gnupackは例外でしょうが)初心者が折れないようにするためにこの記事を書いたのです。
起動する前に環境変数HOMEを設定しておきましょう。やり方はパスを通すときと大体一緒なのでパスの設定を自力で調べてPATHの替わりにHOMEを設定して下さい。たぶんC:直下とかProgram Filesとか管理者権限無いのに外付けのHDDとかにするのはマズいと思います(外付けは管理者権限あってもマズいか)。それと、値は1つの場所だけにしておいて下さい。
起動するとHOMEで指定したフォルダに.emacs.dというフォルダが作成されるので、今後拡張するときにコードをその中に入れるようにすると、Emacsを新しくしたときに引き継げるので便利です。
起動出来たらあとは"Emacs Tutorial(Emacs 入門ガイド)"をクリックして中のテキストを読んで下さい。それとEmacsWikiというものがあるのでやりたいことがあったらまずそこで調べてみるのが良いでしょう。
導入の話は終わったのでオマケなことを言うと、Emacsのことをテキストエディタと言っていましたが、画像の表示やネットと接続する機能も入っていてこれを使ってブラウザやメーラーも作られています。(昔からw3mを使うものはあったが、24.4かからEmacsのみで動く、公式のewwというものが搭載された)ファイル操作もできるのでEmacsはOSだ と主張する人もいます。画像まで出来るのならあとは音声まで対応したらOSとして移住したいものです。
まあ、Emacs推して来ましたが、メモ帳でプログラム書くのが苦痛(おおよその人はそう思うはず)で、でもVisual Studioを導入したくないとか、対象の言語がVisual Studioに対応していないというのなら、EmacsでもVimでも目標は達成できると思います。たぶん欲しい機能はシンタックスハイライト(予約語とかに色をつけるやつ)とかオートインデントとかで、画像の表示が無くても出来る機能ですから。最近は初心者にはTeraPadを勧める傾向もあります。小生の意見としてはPTT派かどうかで選ぶとよいのでは無いのでしょうか。
- メモ帳の延長がTeraPad
- Ctrlでコマンド、コマンドじゃないをやることでキーボードで完結しながら、"a"と押したら"a"が打てるのがEmacs
- モードを行き来することで小指を壊さないのがVim
次回はIMEパッチが当っていないEmacsでも日本語を入力する方法、SKKについてを書く予定です。頑張ってLinux(Arch,Gentoo..)インスートールしたけれどもiBusってどうやるんじゃあああ という人にも役に立つかもしれません。