「加工を知らずに良い設計はできません!」

ロボット技研の古株の1人きたろーです.
本日はフライス初心者向けに加工の学習法について書いてみます.

◆フライス盤とは?◆
bellmex 
ボール盤の進化系って認識で大体あってます.ボール盤はドリルが上下動して円形の穴が開きます.
フライス盤は同じことがより高精度にできます.さらにフライス盤は加工対象物を横にスライドさせることで
細長い溝を彫ることもできます.精度の良いもの作りには必須の工作機械です.

◆学習法◆
さて初心者は先輩からフライス盤の使い方を習う訳ですが,
教えてもらった後,ある程度の加工量をこなさないと使い方を忘れます.

でも始めはどういう部品をフライスで作れば良いのか分からないんですよね.
そこで僕がおススメする選択肢は以下の2つです.
1.先輩の下請け業者になる
2.パズルを作る

1.先輩の下請け業者になる
図面を描いて後輩に加工を任せてくれる優しい先輩がいるなら,ベストな選択です.
設計や図面のことも多少分かるようになりますし,先輩と交流するのは極めて有益です.
しかしながら後輩に仕事を任せてくれる先輩が都合よくいるとは限りません.
※NHKロボコンチームに所属すると先輩が描いた図面をたくさん加工できて楽しいです!

2.パズルを作る
よくフライスの練習でサイコロを作ることが多いのですが,達成感薄いです.
もうちょっと面白い物を作りたい.そこでパズルです.世の中には面白いパズルが色々あります.
試しに「組木」でgoogle画像検索をかけるとフライスで作れそうなパズルが沢山みつかります.
これを練習で作りましょう.部品を複数作るのが面倒だったら他の人と手分けして作ると良い感じです.

◆パズルの例◆
puzzle_al
 ↑以前M君が作ったアルミ六本組木の写真です.インテリアとしても良い感じです.
 
 puzzle01
↑ こっちはいおんさんが図面を書いてくれた三本組木の3Dモデルです.
これはまだ作った人がいないので誰かに作って欲しいです.
図面ありますので欲しかったらきたろーいおんさんまで.

みんな工作機械レベルを上げましょう!