こんにちは。HTGです。
 9月21日、今年もロ技研の新入生の皆さんがF^3RCという大会に参加し、ロボット同士の熱い戦いを繰り広げました。

F3RC2014_01


 そもそもF^3RCとは何かといいますと、「複数の大学が合同で開催している、NHKロボコンへの参加を目指す新入生の技術向上を目的としたロボットコンテスト」のことです。(F^3RC公式ページトップより引用)

詳しい内容は今年度のF^3RCホームページをご覧ください。
2014年度F^3RCホームページ


 今年度のテーマは「空き缶これくしょん」、略して「缶これ」です。
あれ?どっかで「かんこれ」っていう名前を聞いたような …

 ルールを簡単に説明しますと、
  • フィールド上に設置された空き缶を回収して、自分の陣地の得点ゾーンに積み上げる
  • 積み上げた段数が多ければ多いほど高得点となる
  • 最終的にVゴール(後述)を先に達成するか、相手より多くの得点を獲得したチームの勝利となる
といった感じです。

 このルール上にあるVゴールというのは、競技中にある条件を満たすことで残り時間にかかわらず勝利できるというもので、今年の条件は、
  • スチール缶を含む3段以上の空き缶のタワーがたっている
  • 得点ゾーンにあるかごの中にフィールド中央のバケツの上にあるボトル状の缶(通称レア缶)内部にあるパチンコ玉「だけ」を入れる。(Vゴール未達成時もこのパチンコ玉は得点に加えられる)
これら2つを同時に達成するというものでした。

しかし、今年はこのVゴールの条件が少し難しすぎたのか、Vゴールを狙うチームは妨害や自動ロボットのミスなどでレア缶を取れなかったり、またレア缶を取れてもその中のパチンコ玉をかごの中に入れられなかったりしたため、Vゴールできたチームはいませんでした。
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 今年の大会にはロ技研から6チーム出場しました。そのうち予選を勝ち抜き決勝トーナメントに出場できたのは2チームでしたが、どちらも健闘むなしくトーナメント一回戦で負けてしまいました。

ですが、決勝トーナメントに出場したチームの1つである「鉞ёудзё」が技術賞を獲得しました!
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この画像の右側にあるのはその鉞ёудзёの自動ロボット。相手の陣地付近の缶を取得できないようフィールド隅に持っていきながら、ロボットに取り付けてあるファンがけたたましい音を立てて相手の陣地の目の前の缶を倒す様子がインパクト抜群で、さらにその妨害に特化したスタイルも印象的でした。


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こちらは決勝トーナメントに出場できたもう1つのチームである「アスミノーク」のロボットです。
ロボットはルール上最大1チーム3台まで使えるところを2台で戦い、安定して得点を稼いでいました。


 大会の結果としては、
優勝が東京大学の「東大鎮守府」、
準優勝が工学院大学の「ヘモグロビン」、
3位が東京大学の「DA-YAMA」、
技術賞が東京工業大学の「鉞ёудзё」
デザイン賞が明治大学の「敵缶見ユ!」、
F^3RC大賞(来場者による投票1位)が工学院大学の「ヘモグロビン」
となりました。


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こちらはデザイン賞を取った敵缶見ユ!の手動ロボットです。ほとんどのパーツが木でできているという点が評価されたようです。

また、準優勝をし、さらにF^3RC大賞を受賞したヘモグロビンですが、今年度最も強い大学である東京大学(なんと4チーム全てが決勝トーナメントに出場!)を決勝トーナメントで次々と倒し、さらに決勝では驚異の空き缶5段積みを成功させ15点を獲得しました!
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最終的には東大鎮守府が先手を取って大量に回収した缶を4段積み+3段積み+1缶と積んで10+6+1=17点獲得したため点数差で負けてしまいましたが、決勝戦にふさわしい素晴らしい戦いでした。


最後にF^3RCに参加した新入生の皆さん、
約半年間お疲れ様でした!!