東京工業大学 ロボット技術研究会

東京工業大学の公認サークル「ロボット技術研究会」のブログです。 当サークルの日々の活動の様子を皆さんにお伝えしていきます。たくさんの人に気軽に読んでもらえると嬉しいです。
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2014年12月

「ロボット技術研究会」通称「ロ技研」は、その名前の通りロボットの制作や研究はもとより、電子工作や機械工作、プログラミングなどの幅広い分野にわたるものつくり活動を行っています。

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第一回RPG研究 ボスキャラのステータス

みなさんこんにちは、RPG王国のマハトです.今回はRPG製作の進捗……ではなく,先日の第五回rogyゼミで発表した「RPG研究」について書こうと思います.


RPG研究とは読んで字のごとく「RPGを研究する」ことで,市販のRPGの研究をして色々な発見することが目的です.せっかくRPG専門の研究室を作ったんだから専門的なこともやりたいですからね.「お前そんなことやってないでRPG作れよ!」とか言わないでねっ!><


 今回は記念すべき第一回の研究,題材はずばり「ボスキャラクターの強さ」です!! RPGを作る時に苦労するのはやはり敵の強さの調整.try&errorを繰り返しながら感覚で数値を弄っていくという根気のいる作業です.(僕も工大祭当日の朝にこの作業で地獄を見たなぁ……).そこで「何かボスのステータスをバシッと決められる式とか無いのかなぁ」と考えたのが,この研究の始まりでした.

ということで,僕が作っているRPGと同じ「ドラクエ式」をダメージ計算式として使っているドラゴンクエストに焦点を当てて調査開始! ドラクエⅢ~Ⅵについて徹底的に調べて,データをEXCELの表にコピー! 色々な数値を定義,計算してグラフを作成! 結果は……


規則性無くね……?


今回注目したのは「主人公の攻撃力」「倒すまでにかかるターン数」「ボスの総合耐久力」だったんですが,どれも目立った規則性は見つかりませんでした.う~ん、何かあると思ったんだけどなぁ……。

結局第一回の研究はパッとしない結果で終わってしまいました.そもそも取り掛かる時期が遅く,深く考察できなかったということも相まって,非常に残念です.ちなみに,実際に作成したグラフなどを見たい方は,後日上がるであろう第五回rogyゼミの記事のPDFをご覧ください.

ただ,RPG研究はやってて辛いながらも楽しかったので,今後も続けて行こうかなと思います.実は第二回の研究内容はもう決まっているので,RPG製作がキリの良いところまでいったらその研究に取り掛かるつもりです.ですが,rogyゼミの発表で先輩方から「このテーマ面白いからもっと煮詰めたら?」とも言われたので,もしかしたら今回の研究をもっと掘り進めていくかもしれません.まあそこらへんは気分しだいということで(笑).


ということで,今回は以上になります.製作中のRPG「Bladesing Heroes」もちゃくちゃくと完成に近づいている……はずなので,研究と合わせて期待していてください!!

「これ何の役に立つんですか?」という質問への答え方

のつづきです。
具体的に上記質問への回答を考えていきましょう。

例示する作品がサークル内の物になるので少し内輪向けになります。

レベルというのは展示者に求められる技量です。
レベル0:ヒネリ無し 

レベル0.1 普通に有用性を語る
有用性がある展示なら楽ちんですね。
例えば
 panda
鉄琴を演奏するパンダ→客寄せになります!

部室人多いbot→ネットワークから部室の混雑度が分かります!効率的に部室を使用できます。

レベル0.2「何の役にも立ちません。」
正直でgood!
しかしこれだけでは会話が続きません。
相手も折角話しかけてくれてるんですから,
ただ「何の役にも立ちません」だけでは無くて話を広げましょう。
 
レベル1:自分の利益を語る
レベル1以上には話を広げようという前提があります。
「質問する」という行為は意外に高コストです。
(低コストなら日本人はもっとたくさんの質問をするはずです)
お客さんに時間がありそうで,こちらの話を聞いてくれそうなときには
お客さんに話題を任せっきりにせず,こちらからも話題提供してみましょう。

レベル1.1 サークルであることを語る.
しばしばロボット技術研究会は公的な研究機関だと勘違いされています.
研究機関には税金が投入されていたりしますので
「自分のお金が何の役に立てられているのか」気になるのは当然です。
きちんと誤解は解きましょう

レベル1.2. 自分にとって,なぜ有用なのか語る.
しばしば僕らは愛や浪漫で物を作ります.普通の人に愛や浪漫を伝えましょう!
勉強で作りましたってのもありっちゃありですが,話が広がりにくいです。
例えば
輪ゴム

フルメタルゴム銃なんてものは完全に浪漫の産物。
なぜこんなに巨大なのか?
なぜ全て金属製なのか?
なぜ中央で折れるギミックなのか
こだわりをドン引かれない程度に調整しつつ語り尽くしましょう。


レベル2 ちょっと周辺を語る
レベル2.1ちょっと関係のある領域の有用性を語る。
その物ずばりの有用性が説明しにくいことはあります。
そういうときは作品の要素技術の応用を説明してみましょう。
例えば
 玉乗り
玉乗りロボット→
玉乗りロボットに使われるような現代制御論は非常に広範囲に応用可能な技術です。
しかし非専門の人に現代制御論の説明は難しく時間がかかります。
ということで見た目も似ていて分かりやすい応用例としてセグウェイなどを引き合いに出しましょう。
歯車
非円形歯車→
非円形歯車直接の応用例もありますが,例として
自転車の非円形クランク(スプロケット)を挙げてみましょう。
スプロケットなので写真の非円形歯車とは異なるものですが,
その技術の本質である位相によって減速比が変わるという点は同じです。
普通の自転車を漕ぐときに漕ぎやすい所と漕ぎにくい所が存在します。
もしその漕ぎにくい所が軽くなったら効率よく自転車が漕げますよね。
そういう要求があったときにこういった技術が使われます。

レベル2.2 はるか未来を語る
しばしば技術には近い目標と遥か未来の目標が存在します。
研究っぽい制作物の場合,近い目標より遥か未来を語った方が
短時間でわかりやすいです。
例えば
ゲームAI→
最近,将棋の人工知能(AI)は人間を凌駕するようになりました。
これが何の役に立つか。
「こういった将棋AI開発で培われた技術は今後さらに他の囲碁などの
完全情報ゲームの研究に役立てられ,麻雀などの更に不完全情報ゲームの研究に
応用されていくでしょう」と説明されたところで非専門家にはよく分かりません。
未来にどうつながるかは誰にも分かりませんが
「こういった人工知能の研究が進めばドラえもんのように
こちらの意図を察して動いてくれるロボットができるかもしれません」
といった大胆な未来の目標をはじめに提示してくれた方がわかりやすいです。
その上で時間が許すのであれば越えるべきハードル,詳しい説明に踏み込んでいくべきだと思います。


レベル3 将来役に立つものは判定不能
レベル4 知識欲は根源的な物
この話は基礎研究の重要性というテーマで色々な所で語り尽くされているので
ぜひここら辺の記事を読んで頂きたい。

一応僕のスライド画像も貼っておきます。
役に立つものは
 
象牙の塔



おまけ
見学者は展示者の説明能力がわかりません。
多くの人は1度「この人の話は難しそう」となったら理解を諦めます。
なので第1印象で「この人の話は分かりやすそう」という印象を植え付ける必要があります。
当たり前のことですが大事なのは
「展示者から話しかけること(挨拶など)」と「一般受けする話から入ること」
展示説明が苦手な人はお客さんに会話の舵取りを任せてしまいますが、展示者から話しかけた方がお互い楽です。会話の製作動機やはるか未来の夢を語った上で少しずつ難しい話にずらしていきましょう。

「これ何の役に立つんですか?」という質問はなぜ生じるか

この記事は基本的に物作り趣味で展示する人の為に書かれた記事です。

12月23日にあったrogysemi5thで発表した内容のweb版です。
後半はこちら

きたろーです。

この記事で展示者に対して伝えたいことは
「非専門の人を大切にしよう」
「質問は善意によってなされる(と考えよう)」
あと具体的な質問回答の方法です。

1. 展示を見にきた,ものつくり作品見学慣れしてない人の思考

展示を見にきた人は作品の説明を受けた受けないに関わらず,
作品に興味を持てば何かしらの質問をしようとします。
それはその質問内容を本当に知りたいからという理由もありますが,
会話を楽しみたいから,作品情報が面白そうだからという理由もあります。

僕自身が見る側で展示者が面白そうな方でしたら,
しばしば色々な質問やコメントでつついてみることで会話を引き出そうとします。
お客さんによってはきちんと対面で作品説明をして貰ったのに
何も質問やコメントを返さないことを不義理だと捉える方もおられるようです。

さて,ここでものつくり作品見学慣れしてない方は「とりあえず」で
どういう質問をするでしょうか。

・技術的なことは聞いても分からないかもしれない。
・お金のことを聞くのは失礼かもしれない。
・製作時間や人数を聞いても具体的な数字が帰ってくるだけで面白くなさそう。

さてここで出てくる,どんな作品,研究に対してでもとりあえず聞ける質問が
「これは何の役に立つんですか?(有用性)」という質問です。
ちなみに僕がおススメしたい汎用質問は
「どうしてこれ作ろうと思ったんですか?(動機)」です。

こういった質問はしばしば
「今日は良い天気ですね!」
と同じ会話のきっかけとして使われます。
この質問がきたら
「私はあなたと話がしたいです」
という表明が貰えたと喜びましょう。

2. 「工学」と「ものつくり趣味」の混同
工学系の研究者は必ず「何の役に立つか」という質問に
答えられるよう日々気を付けています。
なぜなら工学は「人の役にたつための学問」だからです。

よって工学系の研究に対しては
「これは何の役に立つんですか(有用性)」
「どうしてこれを作ろうと思ったんですか(動機)
は概ね同じ意味を持つ質問になります。

しかし趣味で物を作っている人にとって2つの問いは異なる意味になります。
鉄道旅が趣味の人や,切手集めが趣味の人に
「どうしてそれをしようと思ったんですか(動機)」
と聞くと,鉄道旅の醍醐味や切手の魅力を教えてくれるでしょう。
しかし
「それは何の役に立つんですか?(有用性)」
と質問したら変な顔をされると思います。
人によっては気分を害します。
趣味はそれ自体が目的ですね。有用性を聞くのはちょっと変です。

ものつくり趣味も一緒です。

しかし,ものつくり趣味は工学研究と紛らわしいですし,
2つの質問をつい同じノリでしてしまう人は多いです。

3. 質問は善意によってなされる
さて1,2を通して質問者に悪意は欠片も無い,ということが伝わりましたでしょうか。
納得がいかないという方は「Wikipedia:ハンロンの剃刀」を読みましょう。
誤解という仮説で充分に説明ができることに,悪意を持ち込む姿勢は科学的ではありません。
まぁ稀に意地悪な爺さんが嫌がらせとしか思えないコメントをくださることも
ありますが,とてもレアケースなのは間違いないです。

そして悪意のない質問に対しては学問の徒である以上まじめに考えて答えるべきです。
ラザフォードさんによれば
「物理の原理をバーのウエイトレスに説明できないのであれば、
それはウエイトレスではなく、その原理に問題があるのだ。」
とのことです。
#もちろん質問に忙殺されてしまう教授や有名人ならあるレベル以下の質問を切り捨てることも必要だと思います。
が,普通の人が学生のうちからその判断をするのは早すぎると僕は思っています。
コミュニケーション練習だと思ってがんばりましょう。

非専門の人の思考を尊重しましょう。
素人思考が大切であることは多くの研究者の認めるところです。
また僕らの展示で少しでも非専門の人が理系の世界を理解してくれれば,
理系の住みやすい世界になるかもしれません。

さて
へ続きます。

Maker Faire Tokyoなどの展示会で,作品を見るコツ

こんにちは、きたろーです。

MakerFaireや学園祭などの展示イベントでは見学者の方には好き勝手に作品を見てほしい
と思うのですが,そこは人と人のやりとり,コミュニケーションのコツがあります。
独断と偏見で展示者の思考と,会話のコツを説明します。

1. 展示者が説明してくれない!
場の雰囲気にもよるのですが,見学者が作品を見ていても展示者が
話しかけないことがあります。このときの展示者の思考は
  • 「話しかけるのは恥ずかしい」
  • 「お客さんは説明に捕まるのが嫌かもしれない」
  • 「実はとなりの作品を見ているのかも知れない」
上記3つのどれかです。
※「めんどくさい」という思考をする輩はそもそも展示会に参加しないはずです。

なので確実に説明を受けたいときには展示者の正面まで行って
「これ面白いですね。説明をお願いします」とか
「これ何ですか。説明をお願いします」とか
言うと快く話をしてくれます。後者の聞き方をすると素人向けの説明をしてくれます。
シャイな生物なので目を見て話さないかもしれませんが許してやってください。

2. なんだか説明が妙に短い!
せっかく話しかけたのになんだか説明が妙に短くて物足りない。このとき展示者は
 
「お客さんの時間を自分の説明で長く奪ってはいけない」

と考えています。展示は他にもたくさんありますから。
そういうときは質問をいくつかぶつけてみましょう。
質問が思いつかないときはとりあえず以下のような汎用質問をぶつけましょう。
「これ製作期間どのくらいなんですか」
「これ何人ぐらいで作られたんですか」
「これをなぜ作ろうと思ったんですか」
「これ製作費用どのくらいなんですか」(販売してるものに対してはマズイ)
人,時間,金,動機ですね。
あと単純に「凄いですね」ってコメントもとても良いです。
こうした質問を複数ぶつけると展示者は
「あ,この人は暇なんだな」
「あ,この人は自分に時間を使ってくれるんだな」
と判断して適当に会話してくれます。
シャイな生物なので会話が苦手かもしれませんが許してやってください。

3. 説明が長い!話を終わらせたい!
説明をしてくれたと思ったら妙に熱く語り出して説明が長い!
これはとても厄介です。
こういうときは後ろを伺いながら
「あ,どうぞ次の方にも説明してあげてください。ありがとうございました」
と言って後ろ付近にいた人に場所を譲って逃げましょう。
浪漫に生きている生物なので語り出したら止まらないのです。許してやってください。
「どうもありがとうございました!」は話を終わらせるキーワードです。

4.質問の仕方
技術系っぽい質問がくると,展示者は相手の言葉遣いと雰囲気で
どの程度の難易度まで付いてこられるか判断しながら説明します。
これがとても難しいです。
なので技術っぽい質問の前には
「文系なんですけど」とか
「理系の大学生なんですけど」とか
「まだ高校生なんですけど」
「ただの素人なんですけど」とか
付けるとレベルにあったわかりやすい説明になると思います。
あと説明が理解できているときには「ふむふむ」って感じで頷いて頂けると
とても説明しやすいです(重要)。

以上,参考になりましたら嬉しいです。
「もっとこうすると良いよ!」とか
「その方法は良くないよ!」って方はコメントお願いします。

漫画家の蛇蔵さんとお食事をした!

└(՞ةڼ◔)」<やっほォ~したろうだよォ~!

 今日はrogyの精鋭たち6人で漫画家の蛇蔵さんと焼肉を食べました!
hebizou
 蛇蔵さんは『日本人なら知っておきたい日本文学 ヤマトタケルから兼好まで、人物で読む古典』や『日本人の知らない日本語』などの作品を描いている方です。
もうすぐ新作の『決してマネしないでください。』が発売されます!とても楽しみだ!

 現在執筆中の漫画の参考として今回の食事が実現しました。炭火からの暖かい輻射を浴び続けたためか、はじめあった緊張がほぐれていつもと変わらない部室や飲み会の雰囲気になりました。おかげで話が弾みに弾みまくりました。

 理系、というかrogyの日常会話も客観的に見れば面白いという知見を得られたので楽しかったです。逆に蛇蔵さんから、我々の知らない(知る由もない?)情報を頂きました。我々一同大変勉強になりました!

 蛇蔵さん、今回の食事とても楽しかったです。本当にありがとうございました!


執筆者:したろう
ブログ:幸福の物理
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