こんにちは、16のなむらです。

3月23日に工学院大学新宿キャンパスで関東春ロボコンが開催されました。
ロ技研からはM1Tというチームで参加し、準優勝及びSTMicro様より特別賞を獲得することができました!!
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関東春ロボコンとは、関東近辺の大学・高専・大学校の新人チームによる競技会で、NHKロボコン大会に近い環境での経験を積んでもらいNHKロボコン大会でさらに活躍できるよう準備させることを目的とした大会です。
今回は東京工業大学、東京大学、早稲田大学、工学院大学の4大学7チームが出場しました。
チームM1Tはすべて1年生(新2年生)の16で構成され、Maquinistaから4人、ロボワン研から1人、たのしいロボット帝国から7人の計12人で参加しました。
Maquinistaにもっと入ってもらおうという意図もあり、Maquinistaにたくさんの支援をしていただきました。ありがとうございました。

~競技内容~
 
さて、2017年関東春ロボコンの競技は「Go for the Strike」で簡単に言うとボールを回収してボウリングをする、というものです。
春ロボフィールド
ロボットはまずスタートゾーンから出発しボールを自動で回収しローリングエリア、自動ロボット優待レーンで手動、もしくは自動でボールを射出しピンを倒します。
ピンを全て倒したタイム(ここではストライクと言う)もしくは、回収したボールの数と倒したピンの数による得点によって勝敗が決まります。

~Ixia(機体名)について~
 
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最初のコンセプト会議ですべてのボールを回収してストライクを目指すことが決定しました。

・一番上の機構は「たたき落とす」と呼ばれる機構でその名の通りポールの上のボールをたたき落として回収します。この機構のメリットはロボットの位置が多少ずれていても回収することができるという点です。
・真ん中の段には「ハンド」がついています。これは箱に入ったボールを回収するための機構です。もともとは箱に入ったボール両方を回収できたはずなのですが、重量と制御の関係で横から取れるボールのみ回収することになりました。
・「レール」はハンドが回収したボールを機体内に入れ、射出機構までもっていくための機構です。しかし本番ではエアシリンダの勢いが足りず、射出機構までもっていくことは叶いませんでした。
・「射出機構」はエアシリンダとダクテットファンで作られています。まずエアシリンダでボールを打ち出し、その上からダクテットファンで風を送りボールを加速させていく、というものです。
・自己位置推定は計測輪とジャイロのみで行い、ラインセンサは使っていません。

~大会の様子~

事前のビデオ審査の結果、M1Tはシード権を獲得していたので他のチームより先に予選ブロックのくじを引くことができました。 
Aグループ
・メガオ〇ゴーリ(早稲田大学)
・Clean Game(東京大学)
・オ〇ゴーリ(早稲田大学)
Bグループ
・M1T(東京工業大学)
・HRP(工学院大学)
Cグループ
・東京大学ボゥリング部(東京大学)
・永遠のnull(東京大学) 

同じくシード権を得ていた東京大学ボゥリング部さんとは別のグループになり、M1Tは工学院大学のHRPさんと2回戦いました。
結果は2戦とも90:0で勝利し、M1Tは2位で予選を通過しました。
他のチームの機体があまり思うように動いていなかったのに対し、M1Tはきちんとボールを回収しピンを倒していました。
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決勝トーナメントも順調に勝ち上がり、決勝戦で東京大学ボゥリング部さんと対戦しました。

接戦だったのですが残り1ピンのところで先にストライクを達成されてしまい、惜しくも敗れてしまいました。 

M1Tが射出のコースをランダムであらかじめ決めていいたのに対し、相手は残ったピンの状況に合わせて打ち分けることができていた点で差が出たのだと思います。

~まとめ~
 
優勝することは叶いませんでしたが、この大会で得られたものは大きいと思います。

そして何より春ロボを通して16でMaquinistaに入ると言ってくれた人が2人も出てきてくれたというのが大きいです。
最後に主催して頂いたRoboTech様、KRP様、ROBOSTEP様また、応援して頂いた皆様、そして支援して頂いたMaquinistaの皆様、ありがとうございました。
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