こんにちは。14のでぃ(@NODY_hei)です。
これは
rogy Advent Calendar 24日目の記事です。日付が変わって製の6時間真っ只中からの投稿です。
 
1.蝋引きってなに 

今日は、最近試してみた「蝋引き(ろうびき)」という処理について紹介します。
 

蝋引きとは、紙などに蝋をしみこませ、耐水性や耐久性を高め、見た目も良い感じにしようという処理です。蝋引きした紙はワックスペーパーと呼ばれ、アンティークな雰囲気を醸し出します。

早速ですが、蝋引きした例として、秋月電子のクラフトペーパーの商品袋に蝋引きしたものがこちらです。左が処理なし、右が蝋引き後です。半透明でパリッとした感じになっています。

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 私はブックカバーを作りたいという動機から出発して紙や木に蝋引きしてみたので、そのことを書いていきます。
 ほかのみなさんの記事のようにメカメカしかったりデンデンしたりセイギョセイギョするようなロギロギしい話ではありませんが、気楽に読んでいただければと思います。もちろんオタオタした話でもありません。























 
2.作りたいもの



図4
*みつどもえ(秋田書店)4巻

みつどもえという漫画を知っていますか?6年生のみつご達が主役のギャグマンガです。桜井のりおさんという漫画家が描かれています。

 キャラクター一人一人に個性があり、絵もかわいくて、一話完結の話にしっかりとオチがありとても面白いです。さて、みつごの三女「ひとは」は基本的に教室で静かに本(官能小説)を読んでいるキャラなのですが、本にはいつも同じブックカバーをかけています。そのブックカバー欲しい。ひとはが持っているブックカバーが欲しい。作りたい。
これ👇
図1
 どのようなブックカバーかというと、単行本4巻のカラーページによると、線の間に中抜きで双葉の絵がいくつか描かれている構図で、色からクラフト紙または皮のような材質であることが想像できます。

図2
*みつどもえ(秋田書店)9巻より

また別のコマでは、表紙側の下に長方形が書かれています。

図3

*アニメ公式ページより
また、アニメ版では少しデザインが変わり、双葉の場所は
2本線の上で、色は黄緑で塗りつぶされています。せっかくなので、原作版とアニメ版両方を作りたいと思います 

2.コーヒー染めと蝋引き

ブックカバーを作るいい方法がないか、と探して行き着いたのがこちらのサイトで、「コーヒー染め」と「蝋引き」が紹介されていました

http://studiopacot.com/paper-crafts/bookcover-tutorial-of-coffee-dye-and-waxed-paper/

自由な柄が印刷できるという点と、コーヒー染めによって出る色がとてもいい感じです。というわけで、これに従ってひとはブックカバーを作っていくことにしました。


コーヒー染めに必要なもの

コーヒー


コーヒー染の手順

1.コーヒーをバットや広口タッパーなどに注ぎ、染めたい紙を入れる。コーヒーはインスタントでいい。
2.ふやけすぎない程度に
1~2分おく。
3.紙を取り出し、新聞紙の間に優しく挟んで水滴を除く。
4.新聞紙の上において、放置して乾かす。

蝋引きに必要なもの

ろうそく

クッキングシート

アイロン

新聞紙


蝋引きの手順

1.まずはろうそくを砕いて粉状にする。地味に重労働で一番きついです

2.アイロン台の上にクッキングシートを引き蝋引きしたい紙を上に載せる

3.紙の上に粉々にした蝋をなるべく均一にまきく

4.その上にもう一枚クッキングシートをかぶせる

5.上から加熱したアイロンを押し付けて蝋を溶かし紙にしみこませる

 

このようにして蝋引きした紙がこれです。普通のコピー用紙で、印刷・コーヒー染めなしです。
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見て分かるように、“サラダ油が染みたキッチンペーパー”のような見た目になります。“切削油が染みた図面”とも言います。蝋は融点が高い油の一種で、それを液体に戻してから染み込ませているわけですから、切削油等が染みたような見た目になるのは当然と言えば当然です。しかし触っても全くぬるぬるしませんし、ほかの紙に重ねて油が移るということもありません。つるつるしたようなしっとりしたような、プラスチックと紙の中間のような不思議な質感です。

 

ついでに、「印刷物の間にたまに挟まってる緑のあの紙」を蝋引きしたのが次の写真です。

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蝋引きすると水に濡れたように色が濃くなるようです。なんででしょう。表面の乱反射が抑えられるから白っぽさが抜けんですかねえ。

 

3.コーヒー染めで印刷の色がどのくらい影響を受けるか 

 さて、アニメ版のひとはブックカバーは黄緑色の絵が入っているのでコーヒー染めしたときにこの黄緑がちゃんと見えるのか実験しました。パワポでRGBを少しずつ変えたブロックを印刷し、処理なし・コーヒー染め+蝋引きをしたものを比較します。

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100 緑250 青0

の組み合わせが一番発色と背景の色との相性が良いと感じたのでこの色を採用します。

 

4.ブックカバーの画像を用意

パワポでひとはブックカバーの絵を描いていきます。
漫画でひとはが本を持っているページを丹念に追っていきます。
おたくごごろが刺激されますね。 

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5.完成
 印刷し、コーヒー染め+蝋引きしたものが次の写真です。なおインクジェットプリンターで印刷するとコーヒー染めできませんので、学校の印刷機で印刷しました。

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このままでは半透明で表紙が透けてしまうので、下に白いコピー用紙を重ねて、『みつどもえ』につけました
 

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むふぅ・・・

 

よい
 
5.でも 

でもぶっちゃけ本って持ち歩かない

ひとはブックカバーが完成したのは良いのですが、ぶっちゃけ本ってそんなに持ち歩かないです。教科書は基本授業のある日しか持ち出さないし、徒歩通学なので電車の中で読む本とかもないです。でもひとはブックカバーは持ち歩きたい・・・。でもひとはブックカバーは持ち歩きたい・・・(重要)

 

 じゃあ同じ絵でスマホケースにしよう!!ということでひとはブックカバーと同じ模様のスマホケースを作ることにしました。

 

 スマホケースだと、紙カバーは強度的に心もとない。しかし布で作ると模様を印刷する手段がない。考えた末、東急ハンズで見つけたビッグウィル製の「樹のシート」を使うことにしました。これならもともと茶色なのでコーヒー染め不要で、模様はものつくりセンターのレーザー加工機で焦げ目をつければいけるだろう。

  

 

・・・・のですが、記事が長くなりそうだし、今日中に書ききれないし第一スマホケース完成してないので、続きは後日の記事に回すことにしました。