こんにちはっ! たくあん(@matiouke)です.約一年ぶりの記事です(一年前の記事はこちら).こちらはrogy Advend Calendar2016 9日目の記事となります.

今年一年はアレやコレで失敗続きで,なかなかブログにまでこぎつけませんでした.でも大丈夫!  今回はブログ記事のために1カ月準備して,しかも確実にできる内容ですから! がっはっは

注意

 この後失敗した話が続きます.

注意2

 技術記事じゃないです.当初は技術記事の予定だったんだけど,ねえ? それとこの記事に書いてある内容を参考にする場合は当然すべて自己責任でお願いします.

スパッタリングって?

 スパッタリングをご存知でしょうか? 理系の中では知っている方も多いでしょう.簡単に言うと,「電気の力で原子を加速,ターゲット(だいたい金属)にぶつけてはじき出し,基板(目標物)に蒸着させる(くっつける)」という加工技術です.この技術はmemsnems(マイクロメートルやナノメートルの大きさの電気機械)に用いられます.回路とか機械要素とかね.微細な金属の蒸着の中で,スパッタリングの特徴は,
・付着力が強い
・合金の蒸着も可能
・成膜が緻密
あたりが挙げられます.って授業で習った.
授業中,うつらうつらしながらふと思ったのです.この技術を使えば,年賀状を金ぴかにできるかも!? ロボットの塗装代わりに使えるかも!?(明らかにオーバースペックだけどね.ロマンロマン)

ならば

  やってみよう! 今回はそういう記事.

なんと! 我らが東工大にはスパッタリング装置があるのです!

スクリーンショット (257)
ばーん

 てな訳で講習会に予約.ターゲット用にアルミニウムとか真鍮を用意して,基板にMDFやアクリルやステンレスを用意して,ワクワクドキドキ…….えっ1時間500円? 講習会5時間? うう……仕方が無い…….まあ今回はスタッフの方と一緒にやるわけだから,絶対にうまく行くし.

そんなわけで 

講習当日

「研究室に所属していないと使用は認められない」 










~完~








使用が認められない理由

 作業者がケガをしたり,工作機械を壊してしまったときに,責任を取れる人がいないといけない,という至極まっとうな理由でした.ものつくりセンターにはお世話になっていますし,尊敬しています.この判断が間違っているとはまったく思えません.ただ,ガッカリ.

以上が前置きで 

出来る男は第二第三の手段(逃げ道ともいう)を持っておくものです.今回やりたかったのは年賀状とロボットを金ぴかに! でした.よって以下記事タイトルを変えます.

どうやったら紙やアルミニウムに金ぴかな表面皮膜を作れるか?


答え
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東急ハンズでポイポイ買ってきました

 こちらは吉田金糸店スタンピングリーフというもので,上からアイロンをかけると下に金ぴかが移るよ! というものです.金膜を移せる場所はレーザープリンタで印刷したところ,あるいは糊付けされたところだけです(簡易版シルクスクリーンみたいなもの).糊(普段は乾燥している)層,金膜層,フィルムのような構造になっています.詳しいやり方は公式にお願いするとして,指示に従って進めていきます.レーザープリンタは安心と信頼,セブンイレブン・マルチコピー機で行いました. とりあえず紙に転写してみましょう.

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 ひとりぼっちの地球侵略を個人的に応援しています

なかなか綺麗に印刷できました.じゃあ今度は年賀状でやってみましょう.まあ失敗する余地はありませんがね.セブンイレブン・マルチコピー機を用いて,
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こちらの住所は大学の住所であり,部室まで届く保証はありません

この文字を金ぴかにしてやりますぞい……ほいっ!
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 転写失敗? 文字がボケている?

失敗しました .原因は今のところ謎です.実はハガキ印刷だけはインクジェットだったとか? 加熱時間が長すぎたとか? ハガキの紙質が悪いとか?(吉田金糸店ではサンプル例にハガキがあるので,多分自分のミス)

 まあ,まあ…….別に年賀状が金ぴかでも,送る相手がいませんから.年末の忙しい時期,あまり考察している時間はありません.次に進みましょう.

スタンピングリーフを紙以外に転写する

 スタンピングリーフをこうやって利用すると,転写しなかった部分はシートが残ります.こちらを使えばプリンターを使えないところにも印刷ができます.これでアルミニウムの板に金膜を貼ってみましょう.
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ちょっとしわくちゃになっちゃっているけど

これの裏に金膜接着用のスプレーを付着させ,アイロンで温め,フィルムをはがせばいいんです.ただ手元の密着スプレー(SOMAY-Qのミッチャクロンマルチクリヤー)では全然くっつかない(そもそもそういう用途ではない)ので,今回は普通のスティックのりを使いました.目標となるロボットの前に,紙に刷ってみると
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割と綺麗っぽい.が,スティックのりが焦げるので対策が必要かな

本命のアルミに刷ってみましょう(表面は磨いたりは一切していません).
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おおおん……

失敗

 

ではあるものの

 いくらかこれには対応があります.一つは糊層,金膜層,フィルムとある内,フィルムをはがす工程を省く,ということです.
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まあ綺麗

 あるいは透明なレーザープリンタ対応のシールに印刷して貼り付ける,トナー・アイロン法でトナーをアルミ板に張り付ける(こちらより.スチームパンク大百科Sは小物作りのDIYで非常に参考にしています.)等が行えます.それともスタンピングリーフをやめて,カッティングマシン(手前味噌な記事ですが)を使うとか,アルマイトとか.アルマイトはマスキングが難しいですが.

 ただ,いずれの方法にせよ,密着力はあまり強くありません.金属の表面にがっちり皮膜をつけることの難しさを実感しました.

なんだそのオチ

 長々とした記事になりましたが,いい感じの結論はまだでていません.自分はロボワン(1~5kgの二足歩行ロボットの格闘技)をやっていて,その装飾に使える技術を手に入れたいのですが…….

とは言え,せっかくここまで読んでくれた方にはせめて有益な情報をお伝えしたい……! 今回のアレコレで得られた知見が一つあります.では皆さん,まずはファミマに行きましょう! そしてファミマのマルチコピー機,famimaPRINTから~
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おたくコンテンツが印刷できる!

当方AdC記事,これを楽しみに,年末のお祭り に備えましょう!

明日のAdCはisskさんの,vulkanについてです. 

以上,たくあんからでした~.
※12月9日 タイトル修正しました