こんにちは、Lineaです。
rogy Advent Calender8日目ということで記事を書きます。
前回のrogyゼミではテクスチャの作り方を紹介しました。
テクスチャはフォトリアルな3DCGモデルを作る上では避けられないものだと思います。
ですが、昔ながらのペイントソフトで画像に書き込むのはお絵かきスキルやUV展開の仕方など。正直敷居は高いと感じます。
また、慣れていても作成にはかなりの労力がかかり、ゲーム制作などでは大きな時間的コストがかかります。
そこで、今回はそんな厳しい テクスチャ界の救世主「Substance Painter」を布教も兼ねて紹介したいと思います。

rogy Advent Calender8日目ということで記事を書きます。
前回のrogyゼミではテクスチャの作り方を紹介しました。
テクスチャはフォトリアルな3DCGモデルを作る上では避けられないものだと思います。
ですが、昔ながらのペイントソフトで画像に書き込むのはお絵かきスキルやUV展開の仕方など。正直敷居は高いと感じます。
また、慣れていても作成にはかなりの労力がかかり、ゲーム制作などでは大きな時間的コストがかかります。
そこで、今回はそんな厳しい テクスチャ界の救世主「Substance Painter」を布教も兼ねて紹介したいと思います。

1.Substance Painterとは
Substance PainterはAllegorithmic社が開発した非破壊3Dペイントツールです。
簡単に言えば3Dモデル上に直接テクスチャをペイントできるツールです。
公式のPVが分かりやすいと思うので貼っておきます
PBR(物理ベースレンダリング)に対応しているため、従来手法では描き辛かったMetalicやRoughnessもレンダリングを確認しながら編集できます。
また、Allegorithmic社が同じく提供しているSubstanceというプロシージャルテクスチャを使用しています。
Substanceはパラメータの入力によりテクスチャを動的に生成するため、パラメータの変更によって調整、編集が行える他、手書きでは難しい傷なども生成できます。
Substance自体の作成はSubstance Designerというソフトの領域になるのですが自分はまだ持っていないのでここでは割愛
2. 使い方
ここからはSubsutancePainterで実際にテクスチャを作成する使い方を紹介したいと思います。

上がソフトの画面です。今回はこのロボットの頭部のテクスチャを作成します。
まずは下地から作っていきます。
…が、その前におまじないをします。

TextureSetウインドウからBake Textureをしておきます。
モデルの形状から曲率、AO、Thicknessなどのテクスチャをベイクして作成してくれる機能です。
ベイクしたテクスチャは後々使います。
それでは下地を作っていきます


塗りつぶしレイヤーを作成し、適当な金属マテリアルをプロパティウインドウに適用します。
今回はミリタリーチックにツヤ消しにしたいのでマテリアルパラメータを編集します。


プロパティウインドウではSubstanceのパラメータを変更することができます。
今回はRoughnessを上げて全体の色も変えてみました。
このままでは味気がないので傷をつけます。


塗りつぶしレイヤーを追加し、適当な金属マテリアルを適用しておきます。
追加したレイヤーにマスクを追加します。マスクにGenaratorを追加します。
プロパティから使用するGenaratorを選択し、適用します。

Genaratorは最初にベイクした曲率等のテクスチャを用いてマスク画像を動的に生成します。
今回はMetalEdgeWearを用いてエッジを中心に傷と塗装のかすれを付けてみました。
このままだと全て茶色でメリハリがないので色の塗り分けをします。

フォルダにレイヤーをまとめることができます。また、フォルダにマスクをかけることができます。

マスクを塗る際はジオメトリブラシを使用すると便利です。
メッシュの面を選択することでそのメッシュだけを塗るブラシです。UVごとやオブジェクトごとの選択も可能なので重宝します。
基本的には上記の作業で下地は作れますが、更にお手軽な作り方もあります。
それがSmartMaterialです。


SmartMaterialは予め用意された高度なマテリアルです。
SmartMaterialを使用するにはレイヤーウインドウへドラッグ&ドロップします。
よりリアルな質感を再現するために下地、傷、汚れなど複数のレイヤーで構成されています。
中身自体は通常のレイヤーの集合体のため編集もできるのでこれをベースにしたり、参考にすると効率的だと思います。
SmartMaterialも使いつつ全体の塗り分けを行った結果がこちらです。

SubstancePainterといいつつあまりペイントしてないですが、塗りつぶしレイヤーだけでこれだけできてしまいます。
もちろん通常のペイントツールのようなブラシで 塗ることも可能なので細かい模様なども作ることができます。
本当はもっと機能はいっぱいあるのですが割りと長くなってしまったのでとりあえずここまでにしたいと思います。
ブラシを使った細かい部分の描き方についてはそのうちまた記事にしようかな~と思います。
3.購入(宣伝)
使い方を散々書いて最後に言うのもアレですが、Substance Painterは有料ソフトです。
お値段もお気軽ではない価格帯で150ドル(公式ストア) します。
ただ、値段以上の価値はあるソフトだと思うので綺麗な3Dモデルでゲーム作りたい人は持っといて損は無いかと思います。
AAAクラスのゲーム(CoD:BO3等)でも使われており、個人でもPBR時代に見合ったテクスチャを作成できるようになれるのは大きいと思います。
Steamでも販売されており、ホリデーセール等でセールも来るはずなので是非狙ってみてはどうでしょう?
Substance PainterはAllegorithmic社が開発した非破壊3Dペイントツールです。
簡単に言えば3Dモデル上に直接テクスチャをペイントできるツールです。
公式のPVが分かりやすいと思うので貼っておきます
PBR(物理ベースレンダリング)に対応しているため、従来手法では描き辛かったMetalicやRoughnessもレンダリングを確認しながら編集できます。
また、Allegorithmic社が同じく提供しているSubstanceというプロシージャルテクスチャを使用しています。
Substanceはパラメータの入力によりテクスチャを動的に生成するため、パラメータの変更によって調整、編集が行える他、手書きでは難しい傷なども生成できます。
Substance自体の作成はSubstance Designerというソフトの領域になるのですが自分はまだ持っていないのでここでは割愛
2. 使い方
ここからはSubsutancePainterで実際にテクスチャを作成する使い方を紹介したいと思います。

上がソフトの画面です。今回はこのロボットの頭部のテクスチャを作成します。
まずは下地から作っていきます。
…が、その前におまじないをします。

TextureSetウインドウからBake Textureをしておきます。
モデルの形状から曲率、AO、Thicknessなどのテクスチャをベイクして作成してくれる機能です。
ベイクしたテクスチャは後々使います。
それでは下地を作っていきます


塗りつぶしレイヤーを作成し、適当な金属マテリアルをプロパティウインドウに適用します。
今回はミリタリーチックにツヤ消しにしたいのでマテリアルパラメータを編集します。


プロパティウインドウではSubstanceのパラメータを変更することができます。
今回はRoughnessを上げて全体の色も変えてみました。
このままでは味気がないので傷をつけます。


塗りつぶしレイヤーを追加し、適当な金属マテリアルを適用しておきます。
追加したレイヤーにマスクを追加します。マスクにGenaratorを追加します。
プロパティから使用するGenaratorを選択し、適用します。

Genaratorは最初にベイクした曲率等のテクスチャを用いてマスク画像を動的に生成します。
今回はMetalEdgeWearを用いてエッジを中心に傷と塗装のかすれを付けてみました。
このままだと全て茶色でメリハリがないので色の塗り分けをします。

フォルダにレイヤーをまとめることができます。また、フォルダにマスクをかけることができます。

マスクを塗る際はジオメトリブラシを使用すると便利です。
メッシュの面を選択することでそのメッシュだけを塗るブラシです。UVごとやオブジェクトごとの選択も可能なので重宝します。
基本的には上記の作業で下地は作れますが、更にお手軽な作り方もあります。
それがSmartMaterialです。


SmartMaterialは予め用意された高度なマテリアルです。
SmartMaterialを使用するにはレイヤーウインドウへドラッグ&ドロップします。
よりリアルな質感を再現するために下地、傷、汚れなど複数のレイヤーで構成されています。
中身自体は通常のレイヤーの集合体のため編集もできるのでこれをベースにしたり、参考にすると効率的だと思います。
SmartMaterialも使いつつ全体の塗り分けを行った結果がこちらです。

SubstancePainterといいつつあまりペイントしてないですが、塗りつぶしレイヤーだけでこれだけできてしまいます。
もちろん通常のペイントツールのようなブラシで 塗ることも可能なので細かい模様なども作ることができます。
本当はもっと機能はいっぱいあるのですが割りと長くなってしまったのでとりあえずここまでにしたいと思います。
ブラシを使った細かい部分の描き方についてはそのうちまた記事にしようかな~と思います。
3.購入(宣伝)
使い方を散々書いて最後に言うのもアレですが、Substance Painterは有料ソフトです。
お値段もお気軽ではない価格帯で150ドル(公式ストア) します。
ただ、値段以上の価値はあるソフトだと思うので綺麗な3Dモデルでゲーム作りたい人は持っといて損は無いかと思います。
AAAクラスのゲーム(CoD:BO3等)でも使われており、個人でもPBR時代に見合ったテクスチャを作成できるようになれるのは大きいと思います。
Steamでも販売されており、ホリデーセール等でセールも来るはずなので是非狙ってみてはどうでしょう?